今年の出来事はそれすら遠い過去のようだ

2020/12/25 (金)

  一年はあっという間だと言うけれど、実際に振り返ってみると、一年は長い。とても長い。

 今年の一月に挑戦したことがある。それは今も挑戦中だ。もう2,3年は挑戦している気になっているのに、まだ今年に始めたことなんだと、と不思議に思う。

 

 わたしが今年で一番大きな出来事は、父親が亡くなったことだ。6月上旬の出来事だった。

 癌が発覚した時点でもう手遅れて、余命2ヶ月と宣告されていたが、医者が言う余命は大袈裟に言っているだけで実際は2年くらいは闘病生活するだろう、と考えていた。しかし父親はそれから3ヶ月後に亡くなった。

 

 癌が発覚して亡くなるまで3ヶ月。あっという間だった。享年70歳だった。まだ若いと思ったが、癌の痛さや、介護疲れが長引いて家庭内がギスギスしてしまうよりは、ただ心配され愛されて亡くなった父親は幸せな人生だった。見送るときは、家族全員が集合していた。これ以上幸福な死はあるものか。

 

 年末の今、そんな父親の死すらとても遠くの出来事に感じる。もう2-3年前の出来事のようだ。違う、まだ今年の話しだ。でも、もう父のいない生活は当たり前になっている。

 一年は長い。あっという間だと人は言うけれど、振り返れば「これ今年だったの?」と思える出来事は多い。一年はけして短くない。一年は長い。

 

 今年はコロナがあり、コロナが関係なくても私生活の変化があり、コロナで世の中の変化があり、なんだか密度の濃い一年だったなあ、と思い返す。

 

 来年はまた一歩踏み出さねばならない事があるので、また長い一年になるのだと思う。

 来年も再来年も、その先も、長い一年を生きたい。